2009-02-24

レッスン#4 その3

曲目: Beethoven 32の変奏曲 c-moll (3回目)

関連記事:
レッスン#4  その1 その2
レッスン#3  その1 その2 その3(2回目)
レッスン#2  その2 その3(1回目)



喩えるなら。


忘れたかったこと。思い出してしまうこと。
苦悩の日々と、冬に思うあたたかな春の日差し。
迷いと、決断。
邂逅と、離別。


私はなんとなく、この曲に、そんな思いを感じてしまいます。
あえて副題をつけるとするなら、「忘却への決断」かな、と勝手に思っていました(苦笑)

忘れたいことがある。
忘れたいけど、そう願えば願うほど、
思い出してぐるぐる考えてしまう、というか、
心のオルゴールが鳴り出して止まない。
要約すると、そんな感じ。(ぇ


そんな中、世界一信頼性があると言われる音楽辞典で調べたところ、この曲を書いた前年に、ベートーヴェンはとある大切な存在を失った、とのこと。
それを見て、自分が感じていたことと一致するような事実を知り、確かなことは何も分からないけれど、もしかしたらそういう思いを託した曲なのかなあ、と考え込んでみたり。



さて真実は、本人の胸の中にのみ在り。


続きを読む(レッスン続き)
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2009-02-23

レッスン#4 その2

曲目: Beethoven 32の変奏曲 c-moll (3回目)

関連記事:
レッスン#4  その1
レッスン#3  その1 その2 その3(2回目)
レッスン#2  その2 その3(1回目)



今思えば、「だいぶ変わったなあ」と師匠に言わせたのは、
私がこの曲を先月レッスンで弾いた時よりも、今回弾いた時のほうが
好き度合い が全然違っていたからかもしれない、と思ってみたり。
あの時だってイヤイヤ弾いていたわけではないけれども、先月はまだまだ非・主体的に取り組んでいたような気がします。

でも、今は、
「この曲が好き。」


その気持ちは、曲を繰り返すたびに広がっていきます。なんて不思議。


今までなら、これだけ毎日時間をかけて取り組んでいれば、絶対飽きているところです。
「飽きたーー! もーーこの曲ヤダーーー!!」
くらい、言ってるかもしれない。
でも、そういうマイナスの気持ちが出たのは、先月のレッスン前以来、一度もありません。

前にも書いたかもしれないけど、こんな不思議な曲、初めて!(笑)



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2009-02-22

レッスン#4 その1

曲目: Beethoven 32の変奏曲 c-moll (3回目)

関連記事:
レッスン#3  その1 その2 その3(2回目)
レッスン#2  その2 その3(1回目)



3回目のWoO.80。
先日のオーディションの講評をお見せしたり、いくらか雑談を交わしたあと、まずは1回通しで聴いていただきました。
これが……。。。
なんだかすっごくミスが多くて、1週間前の本番のほうが上手だったんじゃないか!?と思えるほどの酷い演奏。(涙)

あれ以来、fについて腕の使い方を研究したり、表情の出し方を工夫したり、で、前のスタイルが徐々に崩れてきています。
ちょっと、うーん、柔軟な感じ?になったかも。

けれども、変革中の自分に着いて行けてないというか、スタイルが定着していないというか、まだまだ模索中の段階、でして。
今日は、壁を突破するためのヒントを頂ければいいなーと思っていたのに、これではヒント云々どころか
叱 ら れ て し ま い ま す … !!(沈)



今しがたの演奏に、落ち込む自分。
申し訳ない。もっかい弾きたい。
ていうか、逃げたい。


しかし意外なことに、師匠は首をかしげながら
「この曲、誰かにみてもらったの?」
と、一言。

「当日は、母が聴いていましたけれども…」
もしかしたら、そういう意味の質問じゃないだろうと思いつつも(笑)
師匠以外の誰かにお世話になったことはないし、音源は5人分聴いて勉強したけれど、そこまで緻密に研究したわけではないし、
終わってから母と色々議論を交わしたことも確かなので、とりあえずそう答えてみました。

すると。

「…ふうん。 (ポツリ)なんか、だいぶ変わったなぁ



えっ、それは誉め言葉ですか!?

それとも、行ってはならない方向に向かってるってことですか!?

どっち―――――!?



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2009-01-27

レッスン#3 その3

曲目: Beethoven 32の変奏曲 c-moll

関連記事:その1 その2



(我が家のピアノは1台につき)ここで師匠とピアノを交代。

「いい? テーマ、これが裸。これから32枚の衣装をつけます。どれも同じではない」

 ふむ…。

「まずは緑を主張したしたものを3枚着ます。次は、赤を主張したものを3枚着ます…

…という感じでグループ分けされてるのは分かる?」


 いくつかのグループを私が示すと、「そう。そうだね」と、正解のようでホッ。
 よかった、凹むばかりだったけど少し救われた。

 師匠のピアノが続く。
 なんて凛として美しい…。


第22変奏
第22変奏

「これは怒り。怒ってる」


第23変奏
第23変奏

「その前のテクニカルな部分と打って変わって。ソフト(ペダル)踏むよ」


第25変奏
第25変奏

「2小節目のここ(G押したあと)でペダル。にごらせない」


第26変奏
第26変奏

「フレーズ、一息でいくこと。あなたは少し間がある」

「さ、次(の生徒)が待ってるからここまでにしようか」


 わーっ! 定時は40分なのに1時間もレッスンしてくださってた!

「言うことはいーーーっぱいあるんだけどさ。
 注意力、気持ち、曲の持っている芸術的な奥深さが読み取れずに、ただ弾いているだけ、死んだ音楽になってるよ」


 たしかに…まだ上っ面だけしか見えてないような感じがしてました。或いはなんかこう、この曲を「やってやる!」というような、意気込み…気合…なんというか打倒心のような強い気持ちが不足している、というような。

「ベートーヴェンはごまかしきかないよ。あんたの練習、1日3時間って言った? しかも3週間後? そのくらいじゃ出来ない。1日10時間弾きなさい」

 じゅーじかん…(゚Д゚)
 
 でも裏を返せば、10(時間)×20(日)=200(時間)、200時間真摯に取り組めば、この曲を弾ける、と思ってくださっているということなんだろうか、と母にボヤいてみたり。



“32の変奏曲”。
すごく当たり前のことなんですが、“テーマがあって→32の変奏がある”、そのことをつい失念する瞬間があります。
どうにかすると、この10分間を、全体的に「1曲」と見なしてしまう、というか。

流れをもって次々に変化を遂げていくことに目がいきやすいけれど、本質的な芯を貫き通す意志を、もっと大事にしていかなければならないなと思いました。

自分に嫌になることもあるけれど、
でもなんだか、やればやるほど味わい深いというか、噛みごたえがあるというか、日々好きな気持ちが増してくる不思議な作品ですから、来月に向けてまた新たな気持ちで頑張ることにします。


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2009-01-26

レッスン#3 その2

曲目: Beethoven 32の変奏曲 c-moll

関連記事:その1


「さあて…」


テーマ
Theme

「c-mollってどんな感じ?」

 んー…ガシ(ぐゎし)っ! とした感じ。

「………(ffでc-mollの和音を打鍵)」

 ジャーーーーン…
 チャチャン、チャチャーン…
 あ、『悲愴』だ。
 そういえば、『小悲愴』(5番1楽章)もc-mollだな…。

「リゾルート(決然と)で弾いてごらん。ふにゃ、ふにゃ、と弾かないの」

 (トライ)

「それであなたのは、左手が強すぎるね」

 むー…難しい。

「sfの二分音符、左手はfを強く。次にc、asは一番弱い。そう、そのバランス」
 そうか。asは右手で二音弾いてるから…ということか。


第1変奏
第1変奏

「切って弾いてきたの? 完全に切らないほうがいいね」

 了解。
 ブレンデルが切って弾いてたけど、彼が演奏しているピアノ、ピアノじゃなくて(といったらおかしいけど、当時のピアノ・)フォルテピアノかな?といった感じの演奏だったので、本当に切っているかどうかは判断できず。
 でも前回は繋げて弾いてたから、とりあえず今回切って弾けるようにしてみました。指摘されたら修正すればいいだけで。

「繋げて、といってもスラーというわけではなく、大きくならないようにね。…ああ(音が)抜けないように、絶対に」

「それで、テーマを頭の中で歌わなきゃ。右弾いて」


  私が第1変奏の右、師匠がテーマの右

「ヴァリエーションだからね。特にsfの部分、テーマとおんなじ気持ちがないと。左手長すぎないように」


第2変奏
第2変奏

「あなたの右手、同じ長さの音符は同じ長さにしないと。タン、ターン、タン、ターンとなってるわよ。無意識でやらない」

「左手の節にもドラマがある。……(今度は)左に夢中になりすぎて右が死んでるよ。右の重音の変化に感動してる?」


 むむむ…し・て・な・か・っ・た!

「大事なことだよ。ベートーヴェンのこの立派な作品に対して、あなたは何の感動もなしに弾いている、10分間。そんな演奏は聴いてる人も感動しないよ」

 ハイ…ごもっともです。

「6小節目の3拍目、スビト・ピアノだよ」

 …まったく、といっていいほど気配りができていないAsterでございます。凹む。


第3変奏
第3変奏 その1

「両手をそろえて。ん…合わない? ふむ…、これか。この本、やっぱり指使いがよくないね。5からなんて、こんな不自然なことやったら、短い指がここにきて、次の指のために手をねじらなきゃいけないでしょ」

 …ハンゼンじゃないんだけど、確かに疑問に思う指使いが多いです。

「421・421にしなさい。私が言ってるのはツェルニーの基本の指使い。
それでね、ツェルニーはベートーヴェンの弟子なのよ。分かる? 手は同じ形でチェンジさせる」


 ふむふむふむふむ。そうか、『師がベートーヴェン』ということは、そういう意味があるのか!
 ※ウィキによれば、ツェルニーは9歳でベートーヴェンに入門。ピアノ演奏を基礎から学びなおされたとある。

 引用:後にベートーヴェンから高く評価され、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」のウィーン初演(世界初演はライプツィヒにて)のソリストに選ばれている。ツェルニーによるウィーン初演後、「皇帝」がベートーヴェンの生前に演奏されることはなかった。当時のベートーヴェンは「ピアノ演奏法という著作をどうしても編みたいが、時間の余裕がない」と語っており、ツェルニーやクレメンティが練習曲集や理論書の出版を行ったのは、このためだと言われる。


第4変奏
第4変奏

「これもテーマを頭において考えること」
「ソプラノとバスだけ弾いてみると、あるでしょ、“感じ”が? この感じを真ん中もあわせたときに出さなきゃ。そう、“感情”があるのよ」


 『感情がある』…なんだかズシンと心に響く言葉です。

「sfの部分は、大きいのはAsだけよ。2の指、大きくしない。右を大事に、ペダル入れて」


第5変奏
第5変奏

「左手ね、これ(c)を左でとってこれ(g,c,es)を右でとって弾いてごらん。うん、そう、それを片手でできるようにしなきゃ」

 (片手でトライ)

「ね、左手だけでやるとバラバラになってるでしょ。練習しとくこと。右はソ・ド・ミをしっかり」

 これ(左の和音連打)超・難しいです。右手ほど、いい感じに力を維持できていない。手のひらを意識してみようかな…。

「右手のスラーのフレーズを歌って。オクターヴの最後の音がバラバラになるね。真ん中5で弾いてごらん」

 真ん中を4で取ると、なんどやってもパーパー“パラッ”となっていた私。親指の動きが悪いのかな…。やんなる。

第5変奏

「左の半音で動くのを、感動して弾いて」

 再度の『感動』…そうか、私は全てにおいて無造作すぎるんだな。

「左を気にすると右がおろそかになるよ。右の(3つずつの頭の)この半音(fis-g-as)も感動すること」

 うーーーん、こんな細かい半音の流れまで気づかなかった!


第6変奏
第6変奏

「同じ速さだよ。速くならないの。はじめ、『じゃー・じゃ・じゃ・じゃん』じゃなくて『じゃ・じゃ・じゃ・じゃん』一息で同じ拍を打つ」

 妙な間を入れない、と。

「sfの間の音もハッキリ弾く。ふにゃふにゃしない。スタッカーティッシモにしすぎてるね。フォルテシモだから、底まで押して弾くこと」

「(7小節目右手、二つめの八分音符)ここの指は5じゃなくて3よ。それから一番最後の右の音、いつまでも押さえない」

「前回クレッシェンドと言われたからって、突然小さくしない。スビトピアノなんてどこにも書いてない。そうだね…いっぺんどこかで小さくするとすれば5小節目で雰囲気を変える。それから6小節目の頭にペダルを入れて、分からないくらいに2音目のhの音量を落として、2段構え(でクレッシェンド)させる」


 重箱の隅を針でつつくような心配りが必要ってことですね。。。


第6〜7変奏
第6変奏から第7変奏

「こら、ヴァリエーションの間でやれやれと思わない。息をつかせない迫力で。でも僅かな瞬間で気持ちを変えるの!」
「(第7変奏)これは、はっとするようなバリエーションだよ」


 音面だけ見れば、テクニカルな感じで堅く見えますが、柔らかい雰囲気なのです。でもどうしても左がガチャガチャしてしまう。。。

「左小さく。1音目より2音目が大きくならないようにね」

 飛ぶせいか、つい無造作に当ててしまいます。練習しなきゃ。



その3に続くー。
posted by Aster at 18:28 | Comment(0) | めいん>lesson | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009-01-25

レッスン#3 その1

曲目: Beethoven 32の変奏曲 c-moll


レッスン第3弾です。前回に引き続き、ベートーヴェン。
今回は一通り通した後、「はーぁ…」 師匠の大きなため息からスタート。



「まず、楽譜の読み方が非常に雑だね。書いてある通りに弾いて。最後の右のオクターヴのユニゾン、十六分音符がぜんぶ八分音符になってるよ」
う゛あ゛っ…… またやってしもうたあああ!!!

「さあ、どこからやろう? ウーン、最後からいこうか」



第32変奏
第32変奏 その1

「右手、小節の最後から次の小節の最初にはスラーがかかってるよ。あなたのは切れてる。それから、テーマは左にある」

 …う。右に夢中で左はただ押してるだけだった。。。


第32変奏 その2
★上段
「左右の反進行は、右を大きく。4の指のファが響いてないね」
★下段
「真ん中の節が一定じゃないね。右を切ろうとしすぎて、つられて真ん中までバタバタしている」
「左右の十六分音符は、その長さ分出していいんだよ。短すぎないように。派手に切ろうとしない」
「左手のGは、右の長さと一緒だよ。なんでそこだけ短くなるの」



第32変奏 その3
「右手の6連符の粒をそろえなさい。弾き始めは5よりも4が安定性があるよ」

 ほんとだ、531よりも421のほうが手首がぶれない!

「細部への気配りが足りず、全てにおいて音がそろってなくて荒く雑に聴こえる。ほら、このページだけでも注意することはたくさんあるよ!」


第32変奏 その4

「右の音、芯を強く。ほら、あなたの音と違うでしょう」

 たしかに。私の音は間が抜けた音でした。
 古典、特にベートーヴェンだから、全体的に音の出し方もチェンジする必要があるな、と、ここにきて初めて気づきました。(遅いっちゅーねん)

「ああっ左手弱く! ガチャガチャ弾かない。大きすぎる」

 (トライ)

「弱くならないの? …ん、3? なんでesを3で弾いてる?」

 え? 次がソに飛ぶので… あッ、最初のesは4か!?

「そーうーでーしょ!? 5“4”212“3”、基本!!
cを4から始めて432123、なら、どちらも3をつかっていいけどね。弾きやすいほうを選びなさい」


 ※ブログ編集中に気がつきましたが、(3 3)の指使い、最初の3はとにかく、うしろのGで3ってどうなのよ…。。


第32変奏 その5

「オクターヴ、単純にぽんぽん押すんじゃなくて、ほら、表情があるでしょ? sf、スラースタッカート、スラー、読み取らなきゃ」

「あとね、左手うるさい


 うっうっうっ…。


第32変奏 その6

「最後の2音、それまでとはまったく別物だよ」

修行の余地あり。なかなか気分をガラッと変えることができません。。。
常日頃から、『演技』の部分を磨いていかなければならないんだろうな。


その2に続くー。
posted by Aster at 23:44 | Comment(0) | めいん>lesson | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008-12-13

レッスン#2 その3

曲目:Czerny 50番練習曲集より26番 A-dur
    Beethoven 32の変奏曲 c-moll


関連記事:その1 その2

その2に引き続き、ベートーヴェン。



第9変奏
第9変奏

「左と右の内声、もっともっと小さく幻想的に…! あなたのはハッキリしすぎなの。もやもやもや〜とね」

 じゃあ、ここだけ白黒の鍵盤を全部灰色だと思って弾きます(違)



第10変奏
第10変奏

「左、鍵盤から指を離さないで次の音に移動しなさい」

 こういう音型のときはよく言われることです。
 私の手って、どうしても「いつでもアーチ型」で指先で1音1音弾こうとしてしまうんですね。
 でも師匠の弾き方を見ていると、手首も使いながら「鍵盤を撫でてる」って感じ。それでいて強い音が出るから、やっぱ凄いなあと思ってしまいます。近づけるように頑張ろう…っと!



第11変奏
第11変奏

「左手が強すぎて、右手が聞こえないよ」
「ここのAsはハッキリ出しなさい」


 ここの右手は、左手より「撫でる」のが上手くいきます。ということは、第10変奏のほうを、より練習を積む必要があるということですね。私的メモメモ。



第12変奏
第12変奏

「はじめのテンポ!」
「もうね、さっきから何遍も言うように、たった8小節。たった8小節でおんなじテンポ。だけど、内容はぜんっぜん違う!
 みんなね、内容の違いを表すのにテンポを遅くしてみたり、早すぎたりしちゃうんだけど、そうじゃなくて、おんっなじテンポの中で違う内容の表現が出来たら、最高だよ?」


 実行するのは難しいでしょう、でもそれが出来たら、胸を張ってピアノを弾けるようになるでしょうか…。
 うん、そう演奏できるようになりたい!

「それからあんた、小節線の間にみんなスラーがかかってるよ」

 …むー!!



第13変奏
第13変奏

「ドーミ、レ。スラーがあるのはここ、ないのはここ。勝手に切ったり繋いだりしないの」

 学習能力がなくて、ほんとに申し訳ないです…。



第14変奏
第14変奏

「あー、あー、この指使いは反対。抜けることがあるからね。1音1音、こう。そのほうがきれいに出来る」

 1/3、2/4を中心に…ですね。
 練習してきます。

「最後(8小節目)は、『次がドルチェで入るよ』って終わり方で次にいくよ」

 そういえば、atacca(アタッカ〜次の変奏へ続く)の記号、この曲にはありません。
 一体、いつ頃から、誰が、使い始めたんだろう…。こういうのって、調べてみると面白いかもしれないなあ。



第15変奏
第15変奏

「はじめのテンポ忘れないよ!」

 また言われちゃった。

「最後の小節の右手、そんなにぴょんぴょん跳ねないの」

 音をしっかりあてようとするとつい跳ねてしまう病です。直します(汗)



第16変奏
第16変奏

「まず、左手の強拍と右手を合わせてごらん。左はド、ド、ドだけ」
「右の休符が長すぎるよ。ウンタタタ、ウンタタタになってしまってる。ウタタタウタタタウタタタでしょ。ああ、右手は出たら急がないの!」


 あ、これ…、ドビュッシーの雨の庭の時にも言われた…。

「それを軸にやっといで」

 頑張ります…。




で、今回のレッスンはここまで。次回は6週間後です。

6週間後にレッスン、9週間後にオーディション、10週間後にまたレッスン、11週間後にオーディションに受かったら出られるコンサートがあります。
で、オーディションまでにあと1回しかレッスンがないことが気になって相談をしてみたんですが、とりあえず次のレッスンを受けてから考えようという話でまとまりました。

先生のご自宅に行くとなると、飛行機代(旅割料金)だけで往復3万以上かかるので、おそらく先生も(うちのボンビーさを)気にしてくださったのでしょう。


「そのコンサートって、出たら何かいいことがあるの?」

「えっと…(ぼそぼそ)優秀な人には奨学金●0万」

Aster母 「取らぬ狸の皮算用(ぼそっ)」

「次点には●0万、です」

Aster母 「ピアノだけじゃないんでしょう?」

「うん。声楽管弦打楽、あと作曲もかな?」

「…ま、がんばんな。今日のを最後まで応用して、次また持っといで」


はーい。
本当はお金じゃなくて(奨学金、頂けるものなら頂きたいけど/笑)、「2008年度はこれを頑張った!」という事実(実績)が欲しくて出たいんであって。
でも、どんな理由でも、練習を重ねて探求して心をこめて演奏するという事実は変わらないですから、今日習ったことをしっかりと次へいかして、成長していきたいです。


頑張りますッ!
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2008-12-12

レッスン#2 その2

曲目:Czerny 50番練習曲集より26番 A-dur
    Beethoven 32の変奏曲 c-moll

関連記事:その1


ここからはBeethoven 32の変奏曲です。

前回のレッスン終了時に
「CDは聴かなくていいよ。この曲は楽譜に指示が全部書いてあるからね」
というお達しがあったので、あえて音源を一切聴かずに挑戦してみました。



テーマ
Theme

「(一小節目と二小節目の間)【ミレ】はスラーかけないでミ・レッと、ぱりっとした感じを出して」
「(二小節目と三小節目の間)【ソラシドレミ】もスラーがかかっているのは【ソラシドレ】だけ、1−5の指で弾いて、【ミ】は3指で弾く」
「次の【ドレミファファ】も、ドレミファ・ファ! 指は1−4、ファを3」


 なんとなく、全部つなげてました。テーマはほとんど素通りしてたからなあ。
 しばらくベートーヴェンは弾いてなくてド忘れしてたけど、しばしばこういうのが出てくるんですよね。

「あと、(5小節目)ファはシャープだよ」

 ぎゃー!


第1〜2変奏
第1変奏
第2変奏

「十六分音符はノンレガートで。人によってはきって弾く人もいるぐらいだよ。第2変奏、右手の長さが曖昧」

 うっ…左手に一生懸命でした。。


第3変奏
第3変奏

「変わった指使いだねえ…これハンゼン(の指使い)? (中表紙を見て)違うね、まあ弾きやすい指で弾きな。アルペジオは親指のあとで手をぶんっと回さないように」

 ヘンレ版のハンゼン監修は、たまに不思議な指使いがあるんでしたっけね。
 でもこの方(ゲオルグさん)もかなり変です。弾きにくいです。一応ヘンレ版なんだけど。


第4変奏
第4変奏

「右手の小指は長すぎないよ、左の小指と合わせてごらん。右の小指はもっと出して。あとね、7小節目左手の最初の音、16分音符だよ。で、そこはスラーかけないの」

 また譜読みミス! ぎゃー!


第5変奏
第5変奏

「ペダル入れてごらん。歌わなくちゃ。前と全然違うでしょ」


第6変奏
第6変奏

「最初4音、ペダル入れて」
「あんまり手をあげすぎてると、後で速くしたときに弾けなくなるよ。鍵盤のそばで弾くこと。それからここ(2段目)クレッシェンド、ここでペダル。長すぎないように」


 実は私、打鍵した後に妙に手をあげる癖があります。
 別の外国人の先生には「そのまま上げて『バイバーイ!』って手を振っちゃいそうだね(笑)」と言われたこともあり。

 うーん…手癖が悪いのかな!(爆) いえ、気をつけますハイ。


第7・8変奏
第7変奏
第8変奏

「そんなに攻撃的に出ないの。やわらかーく。sfは大きくなんじゃなくて、大事に弾く、左手もね」
「1音目を長めにとって、盛り上げる。ただしfにならないよ!」

「いい?7・8は兄弟だけど、性格は違うんだよ。大事なことはね、この曲はたった8小節を32の変奏で綴っているものだから、ひとつひとつ表情を変えて弾かなければならないってこと。だから難しいんだよ。エチュードみたいに弾く人がいるけど、それじゃ面白くない」


 ほえー…。
 32の表情を出すことが出来たら、すごく素敵だろうなあ!

「たった8小節の各変奏の持つ表情を読み取ってごらん」

 ふむふむ。なるほど!
 ちょっとだけ開眼しました。


その3に続くー。
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2008-12-11

レッスン#2 その1

曲目:Czerny 50番練習曲集より26番 A-dur
    Beethoven 32の変奏曲 c-moll



レッスン第2弾です!
年末ということで欲張って(?)、ついついツェルニーまで差し出してしまいました…。


最初はまずツェルニーから。

いきなり最初の段で止められ
ツェルニー50番練習曲集 26番

「ねえ、その弾き方だと、左手がきっちり8分音符。
スタッカートついてるんだから、16分音符にしなきゃ」


 うあッ… 左だけ数え間違ってた(汗


3段目
ツェルニー50番練習曲集 26番

「そこは1小節しかペダル記号書いてないけど、当然そこから先も踏んでいいんだよ。もちろん最初も踏んで構わないよ」

 そうなんだ!(笑

「他のところも(楽譜に)馬鹿正直というかなんというか、ペダルで補助したぶん、右手の長い拍は早めに手を離して、次のアルペジオに備えておきな。アルペジオが汚くなるのは、用意ができていないのと、速く弾こうと思いすぎてるわ」

 ですよねえ…。。。分かっちゃいるんだけど。

「前半最後の下降部分、うまくいかないようだね。ドラミ、ドラミ、ドラミのポジションを移動するだけ。親指は中に入れないで。ポジションを保って手首を先に移動させる」

 あ、きれいに鳴った! すごい!


中間部
ツェルニー50番練習曲集 26番

「とぅるるるっ とぅるるるっ とぅるるるっ ぱーん、って弾いてるけど、そうじゃない。親指にアクセントがついてしまっているよ」

「他のところも、親指が出すぎているね。弾き始めの親指を弱く出なさい」

 お、弱く出たらマシになった! これ、色々なところに応用できそう!


再現部
「アルペジオ、今弾いてるよりもすこーし速く出て、上がる時は心持ちゆっくり弾いてごらん」

 この、すこーし速く出る、というのが難しい…。1回だけ上手くいったけど、かなり練習する余地があります。


<アルペジオ・パッセージのまとめ>-------------------------
・手首が先に行くように弾く
・スケールのパッセージとは違って、親指を中に入れない、ポジション移動を心がける
・弾き始めが親指のときは、弱くから弾き始めること
・上り下りの音型は、思っているよりもほんの少し速く出て、弾き始めのほうを心持ちゆっくりさせる
-----------------------------------------------------------


とりあえずのOKはいただきましたが、

「…は? (50番練習曲)まだあと半分も残ってる!?」

 ええ、先月も申しましたとおり…。


とっとと残りを片付けるように沙汰されました(とほほ。)


その2に続くー。
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2008-11-24

レッスン#1

曲目:Schumann fantasie op.17 1楽章



まず、今回のレッスンを一言で表すと ……
撃 沈 !
 。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!!




最後の3ページを残して、最初のほうと同じフレーズが出てくるところまでお聞きになった師匠が一言。


「どこを勉強してきたの?」

「………。。。」

ぐ、ぐうの音も出ません。
確かに、どこかを集中的に勉強したかというよりは、とにかく全体を慣らすのに必死だったとしか言えない1週間だった。

「この曲はとても奥が深いんだよ。作り上げるには、もっともっと勉強しなきゃならない」

はい…。

「例えば、最初の右手のフレーズ。Aから始まって、どこまで?」

「6小節の頭まで…?」

「いいや」

「…10小節の頭まで?」

「少なくともそこまで一息で弾かなければならないけれど、大きなフレージングとしては、ここ(19小節目)まで」

ああ、そうか!

「すぐに次の旋律A−G−F−E−Dが続いて28小節まで、ここからまた最初のThemeの変形、A(s)−G−F−E(s)−Dとくるでしょ。この大きな流れを全然感じてないよね」

ごもっとも…。

「『木を見て森を見ず』というのか、そこに大きな山があるのに、あなたは木どころか、足元の草だけ見ている感じだね。――最初のほうを弾いてごらん」

schumann fantasie

参考楽譜:FREE SCORES.com


「はじめの、sfとpの対比をもっとつけて。……ちょっと! 最初のGは何の指で弾いてるの」

「3(中指)です…」

「そんな変な指で弾いたら、9度のGAがた〜ら、って繋がらないでしょう! GとAを別物に弾いてはだめ! 5(小指)でも大きな音は出るんだから、もう一度」

ソラソファレレソファソラソファレレソファ……

「そこの十六分音符! 全部聞こえてますか?」

うっ……。
たしかにこの場所は、ヴェデルニコフはペダルを踏んでもpでもきちんと十六分音符が聞こえてきていたのに、なんで自分のはペダルの反響の中に消えちゃうんだろうとは思ってた…。

ソラソファレレソファソラソファレレソファ……

「違う、大きく弾くんじゃないの。意識してごらん、ピアノの上っ面だけで弾かないように」

うーっ…… (意識意識) あっ聞こえた!やった!

「そこの右手!」

今度は右っ!?

「≪ラーララー≫、が、あなたの場合は≪ラーラ、ラー≫になってる。前のショパンでもそうだったでしょ。4拍目で妙な間をとる癖がある」

(トライ)

「違う! ≪ラーララーソーファーミーミーレー≫って向かっていくの。音楽を止めないで」

(トライ)

「そう、次の≪レーレレー≫もよ、≪レーレ、レー≫になってはだめ!」

(トライ)

「≪シーシシー≫も≪ミーソソー≫もよ! 全部同じように、≪シーシ、シー≫≪ミーソ、ソー≫って≪、≫の間があるの、あなたは」

ぐぅ…!!!

「それともあなたのCDはそんな弾き方をしていたの?」

えっと……改めて尋ねられると…どうだったか…

「あのね、CDを聴いて勉強する時はね、もっとしっかり聴きなさい。どんな音を出しているのか、跳ねてるのか・押さえてるのか・pなのか・fなのか・柔らかいのか・硬いのか。研究が足りないよ。それから、もっと色んな人の演奏を聞きなさい。若い人のではなく、大家のをね」

ハイ…。

「で、いつ弾こうと思ってるの? 2月? それは無理だな。少なくとも半年はかけなきゃ。この曲は難しい」

「他の曲を?」

「うん。だいたいね、あなた最近エチュードやってこないでしょう。どこまでやったの?」

「ツェルニー50番の半分です…」

「終わってないの? まだモシュコフスキーもケスラーもクレメンティーもあるのに。平均律は?1巻半分やった?」

「やってないです…」

「そういう、基礎を積み上げて、積み重ねて、曲に生かされることがたくさんある。というのに、あっちかじりこっちかじりでは、何も繋がっていかないんだよ。そんな勉強はしてほしくない」

ハイ…。。。

「1ヶ月に40分(レッスン時間)というのも、足りないね。うちまでレッスンに来なさい」
(※いつも出張レッスンをしてくださっている)

ひこーき で いちじかん かかるけど しのごの いってらんない

「ハイ…」

********** ********** ********** **********


その後は選曲とお説教が交互に続き、自分のふがいなさを思い知らされました。。。
趣味であろうが音楽で食べていこうが、人前で演奏するという目標を持つなら、ちゃんとした姿勢で勉強する必要があると、言ってくださっている。
自分にはそれほど素晴らしい力もないけれど、そう言ってくださるのはとても有難いことです。
出来ることは力の限りやるように努力しなければ、何をやっても、どんな方面でも、うまくなるものはならないんだろうと思います。


というわけで、シューマンの幻想曲は潔く諦めることにしました。私が音楽を続けていくならば、また出会うこともあるでしょう。
急がば回れ、なんだろうと。


そして、お師匠さんから言い渡された次の課題。

Beethoven 32の変奏曲

「テクニックはものすごく難しいけど、いい勉強ができる」


他にも色々と提示されたのですが、私自身がこれを選択。
勉強できることが、ぎゅっと濃縮されているような気がしたので。
思えば、去年のソナタ4番全楽章以来、久々のベートーヴェン。

がんばるぞ!


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*** 次のレッスンは3週間後です。 ***
posted by Aster at 23:59 | Comment(3) | めいん>lesson | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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